「かるた」による「かるた」の否定-ちはやふる第八首感想

ちはやふる第八首の感想です。
A級挑戦中~優勝~新の実家へ電話、の回。



◆「かるた」による「かるた」の否定◆


この回、前半はちょっと薄味な感じですね~。

A級に昇格できるかどうかの大事な決勝戦が
意外とあっさりしてる。
(6~7巻を読んでからだと特にそう思ってしまう)
「ちはや」の送り札の応酬をしていたらいつの間にか
勝ってしまった、という感じ。
そういう意味では前半はちょっと物足りなかったなぁ。

追記:しっかり読んでみたら前半もかなり熱いです!
    補足記事書きました。
気まぐれすぎる千早の行動-ちはやふる第八首感想(2)


この回、太一派にとってはニヤニヤできるシーンが
前半と後半に1つずつ!!

1コ目は即寝した千早に太一が上着をかけてあげるところ。
かけてもらった千早の表情が幸せそうで、ニヤニヤ。
原田先生にからかわれて焦る太一に、ニヤニヤ。


もう1コは、もちろん千早が太一に抱きつくところ。
優勝してそのまままっすぐ太一の方にきて窓越しに抱きつく。
太一はタジタジで何も言えず。
またもや太一派ニヤニヤ。

でも、太一の気持ちがいい感じに高まったところで
千早は「よし」って言いながら新に電話かけ始めちゃうんですよね。

ここから太一の長きにわたる寸止め恋愛ライフが始まります(笑)



それから、千早が抱きつくこのシーンは
前回からの流れがきれいにまとまっている。

前回の第七首でかるたに対する情熱を取り戻し
今回、千早が楽しそうに試合をする姿を見て
太一は仲間と一緒にかるたを頑張る楽しさを思い出す。
この流れがあった上で、千早から
「一緒に強くなろう 仲間がいたら強くなれるから」
というストレートなメッセージがぶつけられる。
前回からモチベーションがあがってきた太一だからこそ
このメッセージを素直に受け入れられる。

単純に千早の言葉1つで心変わりするんじゃなくて
その言葉を受け入れる態勢まで描かれているところが
いいですね。

とはいえ、まだ太一は「一緒に部活を作ろう」とまでは言わない。
決定的な動機は第十首で明らかになります。



個人的にこの回で衝撃的だったのは最終ページの1コ前のページ。
新との電話が切れた後のこのコマの演出がヤバイ!!


小学生時代の新との美しい思い出3つが
ページ全体に鮮やかに描かれる中
下の方に暗ーい文字で
かるたとかもうやってないから

この一言の存在感!!

画像




それから、この「かるたとか・・・」の文字を囲む枠の形
そして文字の並び、かるたですよね、コレ??
おそらくかるたの形を模して書かれてると思うんです。

かるたを否定するセリフをかるたの形で表現。

この演出は皮肉というか、残酷というか。。
とにかくインパクトがあります。



あっ、、  そうか!!!

このかるたの形の演出は
ただインパクトを与えるためだけじゃないんだ!

千早にとって、新はかるたそのもの。
鳩が平和の象徴であるように、新はかるたの象徴。
(ちなみに、「新」と「かるた」の語感って似てますよね。
 わざと語感の近い名前にしたんだろうなぁ)

その新からかるたを否定する発言があった。
これはかるたによるかるたの否定に等しい。

それでこういう演出になってるんだ!

うわーーっ、いま書きながら気づいた!
この表現よく考えられてるなー。
いまこの瞬間、第八首の評価がハネあがりました(単純!)

~「かるた」による「かるた」の否定~




漫画『ちはやふる』

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アニメ『ちはやふる』

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