太一派を見破る方法-ちはやふる4巻感想

ちはやふる4巻全体の感想です。



◆太一派を見破る方法◆


4巻はストーリー的に地味です。

3巻とは対照的に試合のシーンがほとんどないから
燃える展開が少ない。
それから印象的な名言が少ない。
さらに言ってしまうと
心理描写の若干わかりにくい部分がいくつかあったりする。



なんだかアンチのようなことを書きましたが
じゃあ4巻は面白くないのかというとそんなことはない。


1つは、第十九首の存在。
東京都予選で優勝したことの責任を千早が重く感じる回です。

千早たちのこれまでの目標は‘全国大会出場’でした。
そしてその目標はもう達成しました。

全国大会やそれに向けての練習は
目標達成後の惰性でやるのでしょうか。

もちろん、違いますね。

千早たちは新たなモチベーションを得ます。
それが十九首の‘東京都代表としての責任’です。

十九首は短編として読んで非常にキレイにまとまっているため(注)
千早たちの新たなモチベーションが読者に強く印象づけられます。
この回は二十首以降の大きな橋渡しになっているんですね。
この回のおかげで読者はダレることなく続きを読めるのです。

これが4巻のポイントの1つ目。

(注)短編として読んでキレイ=その回のストーリーを単体で読んで
   起承転結やテーマがうまくまとまっていること(マイ用語です)


もう1つのポイントはチーム外のキャラの存在感。

詩暢ちゃん・新・女帝が出てくることで
うまくメリハリが出ているんですよね。

特に詩暢ちゃんはたった4コマしか登場していないのに
強烈な印象を残して5巻への「引き」を作ってくれます。

新も二十二首~二十三首(新の回)はもちろん
それ以外の場面にも要所要所で登場して
メインの話の裏側で動いてる物語を意識させてくれるので
ストーリーにメリハリが出る。

ちなみに女帝は萌え要員ですね(笑)
イチイチ行動がかわいいんですよ、このオバサン!
走っている姿とか、ツボです。

そういえば『ハルコイ』にもかわいいオバサン出てますよね。
みなさんもう読みましたか?

おっと脱線した。

この2つの要素が4巻の軸なのかなーと思ってます。


さてここまで、4巻は‘地味だけど’メリハリがある
という前提で書いてきました。

が、多分、4巻が地味だと思ってる読者は少数派な気がします。

というのは、この巻は‘新との再会’があるから。
「もうやらん」と言っていたかるたの場にわざわざ来てくれたこと
これは千早にとってものすごく大きな出来事ですよね。

だから読んでる方もこの場面は「感動の再会だーーー!!」って
なるはずなんですよ。

その点ぼくは読み方を間違えてしまいましたね~。
2巻⇒3巻と読んできて、この時点ですでに

完全に太一派!

いやむしろ太一が主人公?!


くらいに太一に入れ込んでいたので、新が来たときも
‘ライバル登場!’くらいのテンションで読んでしまった(笑)
そりゃ地味に感じるはずです。
ここは千早もしくは新に視点を置かないと。

‘新が千早の運命の相手’くらいの感覚で読むと
相当盛り上がる展開でしょう。
新派の人は勝ち組です。


というわけで
この4巻を読んだ感想は太一派か新派で
結構分かれるんじゃないかなーという気がします。
「4巻は地味な印象」と言っている人がいれば
その人はおそらく生粋の太一派です!

~太一派を見破る方法~




漫画『ちはやふる』

 1巻~4巻(一首~二十三首) 各話感想 目次

 5巻~8巻(二十四首~四十七首) 各話感想 目次

 9巻~12巻(四十八首~六十八首) 各話感想 目次


アニメ『ちはやふる』

 アニメ『ちはやふる』 各回感想 目次



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