最後まで非常に『ジャンプらしい』作品でした!-めだかボックス最終回

めだかボックスが完結しました。


努力・友情・勝利というジャンプのテーマをいったん斜めに見て
現実はそんなにうまくいかないよねという認識をベースに
それでも奇跡のような勝利は
努力と友情で生まれるのだということを
一貫して描いていた、そんな作品でした。


原作者が小説家ゆえか
最近では珍しいくらいベタに
そしてとてもきれいにまとまった最終回でした。



(以下、重要なネタバレあり)



色々と思うところはありますが
やはり一番はあのセリフ。



「おれたちの戦いはこれからだ!」


このセリフ
少年漫画好きの人なら誰もが知っているセリフで
「漫画はこれで終わりですが主人公の物語はこの先も続きます」という
余韻を残すための表現という建前で
実際には漫画が打ち切られるときに使われるのが一般的です。

つまり、作者の中にはまだまだ書きたい展開があって
現状オチがつけられる段階ではないにもかかわらず
編集部の意向で終了せざるを得なかったとき
「みんなの気になっている伏線は回収できてないけど
 これからも戦いは続くからそこは想像で補ってね♪」
というメッセージを作者が発しているわけです。

打ち切りに関して特にシビアなジャンプで
よく使われる台詞です。

翻って読者の方でも、不人気が続いている作品があると
「そろそろ、おれたちの戦いはこれからだエンドが来るんじゃね?」
などと噂を始めたりします。


そんなネタ的な使われ方をする定番台詞なのですが
めだかボックス最終回では
一周まわって本来の使われ方に回帰していました。

どういうことかというと
この最終回ではすべての主要キャラ全員にオチがついた上で
めだかと善吉がお互いにプロポーズをして
この二人が結婚することが分かったところで終了するという
大団円のエンディングです。

そして、めだかと善吉はこれまでそうしてきたように
今後もなにかがあるたびに
戦って決着をつけていくはずです。
二人は、お互いに戦いを挑むことによって
対等でかけがえのない存在であることを
確認していくのでしょう。

漫画は大団円で終わりを迎えましたが
めだかと善吉はこれからも戦い続けていきます。
これをもって「おれたちの戦いはこれからだ!」なわけです。

末永く戦い続けてもらいたいですね♪



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