ちはやふる26巻感想

ちはやふる26巻の感想です。


いつもと感想のスタイルを変えます。

このページに徐々に感想を追加していく予定です。



ちはやふる(26)



■134首

・全体
このレベルで中身が充実していたのは久しぶりな気がします。


・意識する新
太一は新をものすごく意識しているけど
新だって太一のことを意識している。
ってことに太一は気付いてないのかな。
気付いてないんだろうなぁ。


・「かるたしよっさ」
10頁の一番下のコマですが、
太一は新に聞こえるか聞こえないかくらいの声で
「かるたしよっさ」って呟いたんですよね。

そして小学生時代の姿で新と対峙するイメージができた太一。
太一の中で一番カッコ悪い部分の象徴であり
一番偽りない自分でもあるイメージで新と向き合えた。

乗り越えましたね。
胸が温かくなりました。


・太一のかるた
太一のスタンスは「嫌なかるた」で確定のようですね。

洞察力があって器用でかるたの幅が広がった太一は
相手の弱点を的確に突き
相手の得意な部分を効果的に潰すことが向いてますね。
新相手にも実践しているのを見てとてもしっくりきました。


・宣戦布告!
「ちはや」の札を送った太一。
新に対して俺も千早が好きだと宣言したわけですね。
送られた新もまっすぐに太一を見返し
ついに恋のライバル関係としてお互い認識。

新と太一の関係がついにあるべき形に収まってきました。
かるたでも恋でも。


・田丸妹
「運だめし」って言葉がまた嫌味ったらしいですね(笑)
腕だめしではなく運だめしってところが
一生懸命戦ったわけじゃない感じ。
しかし田丸兄妹はかなりキャラが立っているけれど
今後も出てくるのだろうか。

無駄にキャラを増やすことはしないと思うのだが
かといって今後必要なキャラとも思い難い…


・須藤くんの扱い
本当はかなりの実力者なのにもかかわらず
白波会のメンバーと戦って毎度のごとく負け
どんどんかませ犬キャラ化していくのはともかくとして
この回の最終頁での扱いはちと可哀想。

1月11日
文京新春かるた大会
優勝   綾瀬千早

近江神宮高松宮杯
準優勝  綿谷新
優勝   村尾慎一
4位入賞 真島太一


「準優勝  須藤暁人」が、無い。
「1月11日」という文字情報よりも重要度が低いのか!? 



■135首

・名言
素人のチョコ作りについて
菫ちゃんが格言めいたことを言ってます。
ストーリーとなんら関係ないけれど唸ってしまった。


・千早の認識

優しくて 強くて がんばり屋

千早の太一への認識は
小学校の頃からどれだけ変わったのでしょうか。

優しくてがんばり屋という評価は
1巻でも言っていたことですね。

強い、という評価をはっきりと強調して言ったのは
たしか初めてかな。

千早の認識としては
基本的には小学生時代と同質で
ただ以前より強くなった太一という印象といったところ。


・「伝える」「伝わる」はルールの向こうにある

菫ちゃんが自分の思いを伝える方法が
クーベルチュールのチョコじゃなくて
塩辛だったのは良かった。

自分の都合ではなくて
太一にとって何がベストかを考えた結果
そこにたどりついたってことですね。

好きな人に好きって言ってください、と
太一にとってのベスト(太一が笑ってくれること)
を優先するからにはプレゼントもこーでなくちゃ。

しかし、もしもクーベルチュールのチョコをあげていれば
なにか不思議な力が働いて大逆転が起こったんだろうになぁ。
かなちゃんも酷なアドバイスをするものです(笑)



■MAKOTOなんちゃら

最近、真琴先輩のキモいところばかり見ていたから
普段はクールで女子から人気なところが見られてよかった。

ただ、素朴な疑問として
真琴先輩と理音ちゃんの話って
どれだけ需要があるのだろうか・・・
嫌いじゃないけどどっちでもいいという人が
多い気がするのだけど。



■136首

・富士崎の卒業式
市村くんと一緒に写真撮りたい!!
真琴先輩の美しさへのこだわりは
一貫していて良いですね。
(理音ちゃんの前だとキモいけど)


・北央の卒業式
東京都予選優勝
全国大会3位

素晴らしい成績を残しながら
北央の限界はこんなものじゃないと。
あくまで北央は全国優勝でないとダメなんですね。

しかし、A級が城山くん一人で
これ以上の成績はなかなか厳しい。
現状維持すら厳しい。

ヒョロくんにかかるプレッシャーは
はんぱないですね。
このプレッシャーを跳ね除けたら
ちはやふる随一のイイ男になるかも。


・理系順位2位
順位とか気にならくなったと言ってたのに
机くん、悔しがってる!

善き哉、善き哉。

居場所を見つけられた机くんに安心した半面
勉強でも上を目指して頑張ってほしくもあったので、
ちょっとうれしくなりました。

順位にとらわれてしまうのは健全でないけれど
努力の成果をはかる指標として意識するのは悪くない
このことに机くんが気付いたんだろうなーと
勝手に思っています。


・一番太い
おや、自分の妄想に過ぎないと思っていたネタが
作中で重要な意味をもって描かれるかもしれない!
この点についてはあらためて。


・HAPPY BIRTHDAY
よーーーーーやく来ました。
千早が太一の誕生日を祝う描写。
毎年なにかしら祝ってあげていたんでしょうけれど
実際に祝っているのが描かれるのは、これが初めて。

ずっともらいっぱなしだった千早が
太一に返すフェーズに入りました。



■137首

・新VS村尾さん
新が珍しく村尾さんに差をつけて勝ったようですね。
この二人は互いにしのぎを削り合い
精神的にも支え合っていてとても良い関係です。
巷で「むらあら」というジャンルがあるのも
うなずけてしまいます(笑)

そのこととも関連するのですが
新は名人になるために
人生全部で準備してきたようなところがあるためか
世界が閉じているんですよね。

自然体であり、排他的な部分はないのに
(排他的な部分がないからかもしれないが)
強いつながりのある人が少ない。

自分のかるた会の先生との間ですら
深い関係性は描かれていない。
学校でも、女子人気がひそかに高かったりするんだろうけど
友達関係が充実している様子は描かれていない。

両親と村尾さんと由宇ちゃん以外との関係が
ちょっと弱いと思われます。

人とのつながりが人を強くするという価値観で
描かれているこの作品において
人間関係の希薄さは新にとっての弱点でした。

今回、舜くんたちが高校に入り
かるた部を作っていくことで
この課題が解決されていくのでしょう。


・新の評価
「戦いたいな また 何度でも」
新クラスのかるたバカからこの評価は
最大級の褒め言葉。

太一は新から何度でも戦いたい相手だと
評価されていると知ったら
どんな反応を示すのか気になるところです。


・太一杯
かるたで息が詰まりそうな太一をリラックスさせるには
かるた以外のイベントも良いのですが
かるたを使っての息抜きが一番。
源平戦で、しかも普段と違うルール、
というのはうってつけの方法です。

千早がどこまで計算したかは分かりませんが
素晴らしい企画です。
バレンタイン企画が失敗して
かえって良かったかもしれません。


・持田某
ポイント集計結果、持田先生だけ下の名前の記載なし。
瑞沢のメンバー、誰も持田先生の名前知らなかったのか。
いまでも試合に出ている現役選手なのに、
影薄いのかなぁ。


・ヒョロくんのファインプレイ
ヒョロくんが「おれはあのころより……」
と小学生時代の自分と比べる発言をしています。

この発言を受けて太一も
自分の小学生時代を思い浮かべています。

いまより前に進むことに一生懸命だった太一が
小学生時代の自分を見つめ直す機会を得られました。


・告白
太一がきちんと告白できて満足です!

ここの感想は別記事で。



■138首

・今後の展開
告白関係についてはやはり別記事で。


・机くん
ついに1位!!
もしかしたら太一が成績を落としたからかもしれないけど
もしそうだとしても1位の価値は変わりません。
やりました!

机くんの物語はもうちょっと裏側が見たいんだよなー。

ちんちくりんのクソガキだった机くんが
かるた部を通して大人になっていく様子や
いったんは気にならなくなった順位を
今度はいい意味で目標にすることができるようになり
そして努力して結果を出したところなんか
非常にベタですけど見たい物語。

以前にも書きましたが
ベイビーステップの主人公エーちゃんを重ねることで
脳内補完しています。


・新海太一先生
ストーリー上の重要キャラではないと思います。
みなさん言っているように名前が重要だと思います。

「太一」という名前をどう考えるのか
それを語ってくれるのがこの先生でしょう。

「新海」の部分は少し触れられる程度のような気がします。

新海先生について、今日のところはこの程度で。
別記事でまた語ります。


・相談大好き瑞沢かるた部

太一杯の前には千早が女子2人に相談
机くんが肉まんくんに相談
太一が男子2人に相談
(筑波くんだけハブ…)
みんな相談大好きですね!

そして千早の相談のコマと
太一の相談のコマは
明確に対比されていますね。


・真島、部活やめるってよ

太一はその後のことを全て二人に任せて
引き継ぐべきことを引き継いだのでしょう。
もしかしたら舞台裏では
かなちゃん、菫ちゃん、筑波くんにも
話したのかもしれません。

用意周到な太一のこと。
一位を取り続けながらも
常にいつ辞めることになっても良いように
引き継ぎの準備はしていたんじゃないかと思います。


・新入部員
ここまで物語が進んでしまった段階で
主人公サイドの新キャラをさらに登場させるっていうのは
あんまり見かけないよなぁ。

うまくからませないと
メインストーリーのテンポを阻害するか
キャラクターが記号的になってしまう。

例えば、新海先生や舜くんなんかは
「あ、こういう役割をもって登場したな」というのが
かなり分かりやすくて作者の意図がちらついてしまいますよね。

あの程度なら許容範囲ですが
千早たちの新しい仲間となる新入部員となると
下手に登場させるくらいならいない方がマシ。

とはいえ、千早がずっと続いてほしいと言っているこの部活で
新入部員が途切れることはあっちゃいけないと思うんですよね。
物語を作る上でそこは外さないと思うんですよ。

これを楽に回避する策として、
キャラクターを記号化してしまって
深くストーリーにからませず、
また、その子の物語を深掘りしないという手法もありますが、
ちはやふるにはこの手法はなじまない気がします。
(要は、新入部員を端役にしてしまう手法。
『H2』なんかはそうでしたね。
主人公のヒロが3年になったときの新入生は
試合には出ているけどほぼ名前しか分からないキャラばかり)

結局、筑波くんや菫ちゃんくらいに
きちんと描かれるキャラが登場しそうです。

どんなキャラかなぁ。

みなさんの予想を聞かせてください。

ゴツい感じの男の子と美少女と見間違うような美少年の組み合わせ
なんか面白いかなと思っています。



★あとがき
最後の方がほとんど「別記事で」になってしまいましたが、
中身の濃くなる記事は時間がかかるため
とりあえずひととおり感想を書くことを重視しました。

告白まわりの部分が気になっている人が多いと思うので、
肩すかしになってしまったでしょうか。

だけど、ちはやふるの魅力って恋愛部分じゃないですよね、本来。
(と自己弁護。。)

・告白についての感想
・新海太一先生関係
・138首の恋愛部分の分析
についておそらく1つずつ書いていきます。




漫画『ちはやふる』

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 9巻~12巻(四十八首~六十八首) 各話感想 目次


アニメ『ちはやふる』

 アニメ『ちはやふる』 各回感想 目次



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