太一の告白-ちはやふる第137首~第138首感想

積み残しだった太一の告白について書きます。



◆太一の告白◆


太一の告白、良かったですね。

新のときと違って
‘やっと告白できたね!よくやったね!’と
保護者的目線で見た人が多かったのではないでしょうか。

新の告白は17巻を読むまで
そもそも描かれるかどうかも不明でしたし
タイミングもかなり意外でした。

太一の告白はいつか必ず描かれるのは分かっていたし
26巻に入ってからは太一が菫ちゃんに予告したため
「来るぞ、来るぞ」「来たー!」という感じで
読者も心構えができていました。

そして、太一の告白で千早が即OKすると予想した人も
ほとんどいなかったのではないかと思います。

つまり、新の告白と比べると意外性はなく
だいぶ冷静に読めたはずです。

それでも、心を動かされましたよね。

色々な要素が重なって大きな感動につながったと思いますが
この告白の場面で描かれている3つのポイントに
注目してみました。


・告白の仕方

好きなところを一つ一つ挙げていくところが
太一らしくて良いですね。
自分の思いを言葉でもって丁寧に伝えています。

一言で千早に思いを伝えられる新と
言葉を尽くして伝える太一。

告白の仕方も二人の性格を反映していますね。


太一がそんな風に千早を見てたんだなぁ
という新たな発見もありました。

飾らない千早が好きなのは分かっていましたが
爪を見てそう感じていたとは。

あっ、もしかすると
「千早の好きなところ」に「爪」が追加されたのは
千早が嫌がる菫ちゃんに爪切ろうって言ったときかも。
そうだとすると、菫ちゃんの真島先輩ラブゆえの抵抗が
かえって太一の心をさらに千早に向かせることに。。
菫ちゃん、ドンマイ。



・告白の手順

太一が千早に告白する上で
絶対にクリアしておかなかればいけなかったことが
1つあります。

それは、自分の卑怯な部分をさらけ出すことです。

太一がここまで頑張って来たのは
弱い自分を克服して卑怯じゃないやつになるためでした。

しかし、眼鏡の件をうやむやにしたままでは
卑怯な人間を脱しきれません。

そもそも千早のことをずっと好きでありながら
18歳になるまで告白せずにいたのは、
自分自身に納得することができないままでは
告白する資格すらないと思っていたからでしょう。

そうすると、卑怯なままの納得できない自分では
千早に告白するわけにはいかないかったはずです。

きちんと踏むべき手順を踏んで
太一自身納得して告白しているから
読者としても告白出来て良かったねと思えます。



ちなみに、眼鏡の一件で
太一の卑怯な行動は2つあります。

1つは眼鏡を隠したこと。

もう1つは、眼鏡を隠したことを千早に隠したこと。

前者の問題は、新に正直に話して誤ったことで
一応カタはついています。
しかし後者の問題はいまだ未解決だったのです。

その積み残した課題を18歳にして
ようやく解消することができたのです。



・告白のタイミング

太一は玉砕することが分かっていながら
告白を敢行しました。

両想いだなんて期待はしてないことは
これまでのさまざまな描写から明らかですし
告白をきっかけになにかチャンスがめぐってくる
なぁんてことも思っていなかったはずです。

むしろ、告白しながら
新のことを考えている千早は好きじゃない
と思ってしまっていることから分かるとおり
太一は千早の心が新に向かっていることを感じ取っています。

太一が振られることをはっきり意識していたか
というところまでは分かりません。
ですが、少なくとも言えるのは
勝算があっての告白ではなかったということです。

これ、すごいことですよね。

分かりますか?

太一が全然勝算のない勝負に自ら挑んだんです。
「勝てる勝負だけしなさい」という教えに
真っ向から反する行動です。

ミセスプレッシャーの呪縛から解き放たれています。


1巻からの課題であった
①卑怯さをなくすことと
②勝てない勝負にも挑む精神を身に付けること
この2つをきっちりクリアしていることが
告白に至る過程で描かれています。

個人的には告白自体よりも
告白に至る過程に心を動かされました。



さて、太一の告白を受けた千早のセリフが
物議を醸しているようですが
いずれにしても太一の告白の最終決着は
もう少し先になるのでしょう。



★あとがき
今日の記事は一部、他の方のブログ記事に
似ている部分があります。

パクったわけではないのですが、
そのブログ記事を読んだ後にこの記事を完成させているため、
文章が影響されているとは思います。
コメント欄で交流のある方なので
許してもらえると思いますが、一応お断り。

さて、次のちはやふる関係の記事は
例の「新海太一」先生について書きます。

実は、このネタで二次創作ができないかと
案を練っていたのですが
二次創作の経験ゼロに等しいぼくには
ハードルが高すぎました。

言いたいことは実質「6文字」に過ぎない記事を
楽しんでもらえるかどうかちょっと心配。

~太一の告白~




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この記事へのコメント

たむたむ
2014年10月27日 08:05
はじめまして。
考察、いつも興味深く読ませていただいています。
今回の太一の背景についても丁寧に読み込まれていて、そうだなあと思いますが、ずっと一つ色々なところでの太一ファンの目線がで疑問があります。(ちなみに自分は誰のファンともいうものはありませんが)
確かに告白に至る過程、告白によって太一は成長しているかと思います。でも、振られるのをわかっていて告白しているのに札は真っ黒になる(まぁこれはそうなることも多いケースかなとも)、そして本当に好きだった千早を傷つける、しかも強引なキスまでしてしまうことに肯定的な方が多いのがよくわかりません。せっかく太一が頑張って告白してきたことが、全部パーになってしまうぐらいひどいことをしたように思うのですが、どうでしょうか?振っておいて追いかけた千早がひどいという意見もありますが、別にキスはしなくても良かったのに、もっと落ち着いて言えたら、成長したって思えるのにと思います。
2014年10月27日 13:15
たむたむさん、はじめまして!

太一のキスについて特に肯定的というわけでもないのですがぼくの思うところを書きますね。

千早の了承なくキスしたこと、もちろん太一が悪いと思います。
他方で、千早にもかなり落ち度があり、またキスを軽く見ていた節もあります。

どっちの方が悪いのかといえば、太一が悪いです。
ただ、千早の立場から太一を責められるかというと微妙なところかなと思っています。

かるたが黒く見える件については、成功しないとわかっていてもショックを受けること自体はやむを得ないでしょうね。
もっとも、そのことを千早に伝えたのは良くないですよね。八つ当たりっぽくなってしまうので。

こうやって分析すると末次先生は、絶妙なバランスで太一の暴走を描いているな、と思います。

太一のキスについては、記事の準備ができてますので、近いうちにアップする予定ですのでそちらもお楽しみいただければ幸いです。

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